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Worldview

◆舞台はフランス・パリ

 ヨーロッパ建築の美しい街並みに、豊富な自然が共生している神話ファンタジーな世界。
 世界はこの世…《現界》とさらに2つの世界から成り立っているはず…だが、それもうまく機能しておらず、混沌に包まれている。

 

◆生者と死者、魔術師と非魔術師の入り交じる混沌の世界

 この世界は混沌に満ちていて、生者もいれば、死者もいる。しかし基本的に生者から死者は見えないし、互いに接触することもない。
 さらに、人間の中には魔術師非魔術師がおり、ともに分け隔てなく暮らしている。
 通常魔術師になる者は生まれてから物心つくまでには魔力を身に纏うようになるため、魔力が発現した者は、魔術師専門の幼稚園や学校へ通うことになる。そのため小学校からは別々の学校に通うことになる。
 魔術師は、非魔術師からすると不思議な力を自在に操る力があり、中には恩恵をもたらす者も少なくない。そのため、そのような者は生きたまま信仰の対象して扱われることもあった。逆に天災や厄災をもたらす魔術師は《warlock》として畏れられているが、その実情は不明である。
 この世界は、この世を統治する《神様》がすべてを知っているとされているが、不明な点が多すぎるため、《神様》に関する一切のことはわかっていない。​​​

◆遠い昔の大予言

 何千年にもわたり続いている「混沌の世界」は、『遠い未来、この世界をきちんとあるべき姿に導いてくれる者が現れる』と、大予言者の記録が残されている。その先導者の通称は《マリア》
 ​人々はその大予言を信じ、『Ave Maria』と日々祈りを捧げている。
一般魔法と特殊魔法

◆一般魔法と特殊魔法​

 魔術師の使える魔法は大きく分けて「一般魔法」と「特殊魔法」の2種類がある。
 一般魔法とは基本的な自然(火・水・風等)を操る魔法のほかに、物体を遠隔で操作する魔法など、魔術師が共通して使える魔法で、これは物心つくまでに発現する者が多い。一般的には1歳~3歳ころから魔力を身に纏い、少しずつ使用できるようになるといわれている。
 対して特殊魔法とは、一人一人変わった魔法で、個人によって十人十色である。特殊魔法は発現時期に差があるが、約9割の者は成人までには発現するとされる。早くて魔法発現と同時に特殊魔法も発現する者もいれば、一般的な魔法は使えるが特殊魔法は生涯発現しない者もおり、魔法の発動時期に関しては千差万別といえる。
 しかしこの特殊魔法がとても厄介で、誰がどんな魔法を使えるのか詳細までは一般的に知られていない。
暗黙のルール

◆魔術師が抱える《暗黙のルール》と《秘密》

 強すぎる魔法や人道に反する魔法、制約違反や禁忌にあたる魔法を使用すれば、《神様》の逆鱗に触れ命を落とすともされている。…が、《神様》に関する詳細は不明なため、線引きが曖昧な点が多い。
 また特殊魔法には《秘密》が隠されていることがしばしばあり、自分の命にかかわることや、《神様》に纏わること、また世界の大きな動きとも関係しているとも言われているため、特殊魔法に関する一切は口外厳禁であり、本人にしか詳細はわからない。​​
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